ヨガに興味があるあなた、これからヨガを始めようとしているあなた、一度挫折したけど再チャレンジしたいあなた。
ヨガはやりたいけど、「何が必要なの?」「何か用意しないといけないの?」「何が良いかよくわからない」と思っていませんか?
大丈夫!現役ヨガ講師が最低限必要な道具や服装、あると便利な道具をお伝えします。
最低限!これさえあれば大丈夫
結論からお伝えします。
最低限必要なものは「ヨガマット」です。
当たり前じゃん!と思いました?
でもね、割と多いんです。「家でやるだけだからヨガマットはいらない。カーペットやタタミの上でいいや!」という方。
ヨガマットは安全のために敷きます。
クッション性があるのでお尻や膝をついたときに痛みを軽減したり、マット全体が滑り止めになっているので、手や足が滑りにくくなっています。ケガ防止にもなりますね。
そうは言っても、「続けられるかわからない」「すぐには買いに行かれない」と思う方もいますよね。
自宅で行う場合は大きめのバスタオルで代用が可能です。
でも、滑りやすいので十分気をつけてくださいね。
本当に気をつけてください。
バスタオルの大きさは自分の身長よりも大きいものをオススメします。
ヨガスタジオやスポーツジムの体験レッスンに行く場合は、施設にレンタルマットがあるか確認をしてみてください。
すでにヨガスタジオやスポーツジムを契約した方も同様に、レンタルマットがあるかを確認をしてみてくださいね。
レンタルマットが使える場合、しばらくはレンタルマットで十分です。ヨガが続けられていて、自分のマットが欲しいなと思ったら購入を検討しましょう。

最適な服装は?
世の中には「ヨガウエア」というものが存在していますが、まずは購入しなくて大丈夫です。
今クローゼットにあるもので十分ヨガができます。
では、どんな服装が最適?
結論、自分が快適で最適だと思った服装がベストです。
わかりにくいという方は、「運動がしやすい服装」を意識的に選んでみましょう。
例えば、
・腕を上げたときに楽にあげられて、お腹がみえない
・前屈をしたときに背中がめくれない
・体をねじったときに、洋服が突っ張らない
・立ったり座ったりが瞬時に楽にできる
・足が全方向に広げやすい
・歩きやすい
・汗をかいても気にならない
など、です。
他にも、「これは譲れない!」というポイントがあれば、それをクリアした服装が良いですね。
ヨガに慣れていない方は特に、動いたときの洋服のズレや、普段みえていない部分の肌が見えるというのは思いのほかストレスになります。
特にトップスは小さすぎないもの、丈が短すぎないものを選びましょう。
とはいえ、サイズがあまりにも大きすぎると動きずらかったり、ポーズを取ったときにわかりにくい場合があります。
めくれるお腹を隠すのに一生懸命で、レッスンに集中できなかったというようなことがないようにしたいですね。
誰にも見られず、1人家で行うならパジャマでも大丈夫ですよ!
ヨガマットの選び方と購入場所
服装もなんとなくイメージが沸いたところで、実際にどんなヨガマットを選べばよいかをお話します。
ヨガマットを選ぶ際に基準となる特徴がいくつかありますのでご紹介します。
厚さ
ヨガマットの厚さは用途に応じて、3種類に区分されます。
・「1㎜~2㎜」薄め
薄くて軽いため持ち運びに便利ですが、薄い分クッション性や安定感が少ないです。
持ち運びが多く軽さ重視の方、ビーチや公園の芝生でヨガをするなどの場合は「薄め」でもよいかもしれませんが、メインのマットとして「薄め」を購入することはオススメしません。
・「3㎜~5㎜」標準
クッション性、安定感、重さなどバランスが取れたものとして、現在主流になっています。
・「6㎜~12㎜」厚め
厚さがあるため、クッション性、安定感やグリップ力は増しますが、重みがでるため持ち運びには不便です。
自宅でしかヨガをしない、お尻や膝をついたときに少しでも痛くない方がいいという方にはオススメです。
重さ
重さは、素材や厚さ、メーカーによっても変わってきますので一概には言えません。
もちろん薄い方が軽いのは間違いないですが、厚みがそこそこあっても割と軽いものもあります。
何より、重さの許容範囲は人それぞれなので、実際に手に取ってみるのが間違いないですね。
素材
PVC(ポリ塩化ビニール)
一昔前ではこれが主流素材でした。安定感があり、クッション性もよくバランスの取れた素材としてヨガマットに採用されています。
価格的にも安価なものが多く、ホームセンターやスポーツ量販店で売られているものはこの素材のものが多いようです。
・天然/合成ゴム
安定した弾力やグリップ力があり、本格的にヨガをする方に好まれる素材です。
しかし、ゴムに含まれる成分がアレルギーの原因になることがあるため、ゴムアレルギーの方は注意が必要です。
また、天然ゴムはにおいがあるため、においが気になる方やにおいに敏感な方にはオススメしません。
・TPE(熱可塑性エラストマー)
比較的新しくできた素材で、最近ではヨガマットの主流素材として使われているようです。
環境への配慮がされているエコな素材であることが特徴です。
・コルク/畳
これらは主流素材ではありませんが、天然素材系ヨガマットとして注目されています。
特に畳は、私たち日本人にとっては馴染みの深いものです。い草の香りは本当に心地が良いですよね。い草には汗などの不快なにおいを取り除く効果があり、人気があるようです。
ヨガマットを購入する場所
購入ができる場所と価格も重要な基準のひとつですよね。
信じられないかもしれませんが、最近では100円ショップでもヨガマットが購入できます。(さすがに100円では購入できません)
他にもホームセンターやディスカウントストア、スポーツ量販店でも購入が可能です。
どちらも数千円程度で販売しているものが多いので、お手軽に購入できます。
ヨガメーカーやスポーツメーカーでは自社ブランドのヨガマットが購入できます。
初心者用のお手頃な価格のものから1万円以上のものまで幅広く取り扱いがあります。
ネット通販サイトでも購入が可能です。近くにお店がない場合などは本当に便利ですよね。
思っていたのと違うとならないよう、商品ページに書かれている特徴をよく確認して購入しましょう。
あると便利な道具たち
次にご紹介するのは、ポーズや柔軟性の補助、リラックスや安定性を高める手助けをする、とても良い働きをする小道具たちです。
今回は5つの小道具をご紹介します。
①ヨガブロック
主に、ポーズをとる時に手や足の下に置き、高さを出したいときに使います。
また、あぐらや正座が座りずらいとき、瞑想など長時間座るときにはお尻の下にヨガブロックを敷き、高さを出して座る使い方が出来ます。
両手または両足の下に敷くこともあるので、2個あると便利です。
②ヨガストラップ
主に、手の届かない足や背中を伸ばすのを補助します。柔軟性が足りないときは大活躍です。
③ボルスター
主にリラックス系のレッスンで使われることがあります。
リラックス系のポーズを長時間保持するときや回旋系のポーズのときに体を預けることで支えになり、リラックス感を高めることができます。
また、ヨガブロックのようにボルスターの上に座ることもできます。
④ブランケット
座る際、お尻の下に畳んで敷きます。
ヨガブロックやボルスター同様、高さがでるため楽に座ることができます。
また、体を温めたいときにも使います。
⑤ヨガタオル
汗がマットに垂れて手足が滑るのを防ぎたいときにヨガマットの上に敷いて使用します。
主にホットヨガなどの発汗量が多いレッスンで使われることが多いようです。
また、施設でのレンタルマットの上に敷くことで衛生面の配慮もできます。
これらの補助道具を総称して「ヨガプロップス」と呼びます。
あなたがもしヨガを何回か経験していて、レッスン中にあぐらやポーズが取りにくいなと感じるけど、ヨガは継続できそうだと思っているなら、ぜひ購入してみてください。
全て揃える必要はありません。必要なものだけ揃えましょう。
ヨガプロップスはヨガのレベルに関係なく使うことができるので、ヨガを続けるなら無駄にはなりません。
柔軟性や筋力に不安がある初心者の方がポーズを正しく行うための補助になり、体が安定すればポーズの効果もより感じることができます。
不安や緊張が和らぐことでリラックス効果も深くなるでしょう。
ヨガに慣れてレベルが上がったら、よりポーズを深めるために役に立ちます。持っていて損はない道具です。
ヨガプロップスは、身近にあるタオルやクッションで代用が可能な場合もあります。
まとめ
なんとなく、自分にはこんなヨガマットが良いんじゃないかというイメージは沸いてきましたか?
- ヨガマットは安全のために使用
- 運動がしやすい服装を選ぶ
- ヨガマットを選ぶ基準(特徴)をもとに、今の自分に合ったものを選ぶ
- ヨガプロップスはすぐに購入しなくても良いがあると便利
ヨガマットを選ぶ基準がありすぎてわからない!という方は、譲れない基準を2つまで決めてみると選びやすいかもしれません。
近々、ホームセンターやディスカウントストアに行くことがあれば、試しにヨガマット売り場をのぞいてみてください。家の近くのお店にはどんなものが置いてあって、価格はどのくらいかを認識するところから始めてみましょう。
